年収400万円の不動産投資は適正な投資ではない3つの理由
2017/05/06
不動産投資を調べると、年収400万円から不動産投資ができると書かれています。
実際、年収400万円から不動産投資はできるのでしょうか?
年収400万円といったら、高い年収ではありません。
どちらかといえば少ない方で、少ないなら失敗はできないはず。
失敗したら、借金を返済するのに、長い年数がかかってしまうからです。
年収400万円の人が、不動産投資をするのは適正ではない理由が3つあります。
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理由1:首が回らなくなる可能性が高い
不動産投資は、銀行からお金を借りて投資をするのが一般的です。
もちろん一括で購入できるなら、購入してもかまわないです。
ですが、一括で購入できる人は、ほとんどいません。
不動産投資は、他の投資と比べて、多額のお金が必要になるからです。
例えば年収400万円の人が、400万円の物件を一括で購入できるでしょうか?
もし購入できたとしても、生活をしていけるのでしょうか?
おそらく、無理でしょう。
年収400万円で、貯金が400万円に達するのは30代からが平均して多いです。
30代となると、結婚・出産などが控えており、お金が必要になります。
そのタイミングで、現金全てを不動産に投資できるのでしょうか?
その勇気があるのなら、不動産ではなく、別の投資の方が良い気がします。
不動産投資はリスクが少ないといいますが、さすがに持ち合わせの現金を全て投資するのは危険すぎます。
理由2:すぐに売買ができない
不動産投資は、ゆっくり時間をかけてやるものです。
もちろん、転売などもすぐにできる可能性はありますが、確率からいったら低いです。
なぜ、すぐに売買ができないかというと、不動産の価格が高いので、買い手がすぐにつかないんです。
それに場所や建物などの絡みもあり、欲しいか欲しくないかの判断を出すのに時間がかかります。
すぐに買える人は、極少数の人達だけです。
その売買ができないのが、命取りになる場合があります。
よく「現金化」などという言葉が出ています。
これは不動産などを持っていて、すぐに現金が必要だけど、現金がない為、何かを現金化する必要がある時の言葉です。
もちろん違う意味でも使われますが、体感的にそんなタイミングが一番多いです。
現金がなければ、投資が上手くいっていてもショートしてしまうことがあります。
その危険が大きいので、収入が少ない内の不動産投資は適正ではないです。
理由3:銀行からお金が借りられない
一般のサラリーマンなら、基本はお金を借りることができます。
ただし、銀行の信用によって、大きく左右されます。
不動産投資は、銀行からお金を借りる「融資」が必要になってきます。
それは、不動産の金額が高いので、一括で買えないからです。
その融資を引っ張るのに、銀行の信用が大切です。
銀行の信用は、入社年数、会社規模、借金、収入、保証人、貯金など、万が一にも返済できるかを見られます。
入社1年目の社員と、入社5年目の社員とでは、大きく信用が違います。
もちろん大手・中小などの会社規模でも判断されます。
一般的に考えて、年収400万円では大きな金額は借りられません。
400万円の物件をフルローンで組んだとしても、首が回らなくなる可能性が高いです。
リスクはかなり高いです。
初期投資が重要な不動産投資
不動産投資は初期投資が非常に重要です。
年収400万円で、フルローンで物件を購入したとして、月に数万円入ってくる程度です。
もしくは赤字の可能性もあります。
その投資、必要ですか?
不動産は建物が50年持つなどと言われます。
確かに長い目で見れば、投資の中でも安定しているのかも知れません。
ですが、50年を持ちつづける前に、自分のお金がショートします。
それって、意味があるのでしょうか?
それはすでに、投資ではありませんし、リスクが高すぎます。
意味のない投資になる可能性が高すぎるので、適正ではありません。
まとめ
不動産投資は、投資の中でも安定している投資です。
確かに銀行からお金を借りて投資ができるのは、不動産のみです。
ですが、安全だという確証はないです。
実は失敗すると逃げることができない危ない投資なのです。
それがあるので、適正ではない理由になります。